オーガニックコットンのボクサーパンツをやめた理由

泉です。

今年は暖冬のようですね。

暖冬だと、うちのボクサーパンツは売れません。

天候のことだから、仕方ありません・・・

 

さて、アールリバーサルでは、一瞬、オーガニックコットンを使用したボクサーパンツを販売したことがあります。2010年だったと思います。

 

たぶん、まだメンズのボクサーパンツでオーガニックコットンを使用した物はありませんでした。少なくとも、当時、私が調べた範囲では。

 

オーガニックコットンとは

オーガニックコットンとは、

日本オーガニックコットン協会によると、このように説明されています。

オーガニックコットンは、オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。

そして、オーガニックコットン製品とは、

紡績、織布、ニット、染色加工、縫製などの製造工程を経て最終製品となります。この全製造工程を通じて、オーガニック原料のトレーサビリティーと 含有率がしっかりと確保され、化学薬品の使用による健康や環境的負荷を最小限に抑え、労働の安全や児童労働など社会的規範を守って製造したものを、オーガニックコットン製品といいます。

このように、オーガニックコットンは綿花であるオーガニックコットンの含有量、そして製造過程、労働環境も含めたすべてのトレース、これが明確になっているのがオーガニックコットン。

 

では、ないんです。

 

これは、あくまで日本オーガニックコットン協会が定めた規格なのです。

 

オーガニックコットンってイメージがいいですよね。

身体に良さそうとあ、肌に優しそうとか、地球環境にもやさしいとか、エコだとか。

もし、オーガニックコットン協会が定めた規格のものであれば、確かにそうなのかもしれません。

※ちなみに、オーガニックコットンとは、アメリカで起きた消費者運動で、アメリカの綿花農場での有機栽培を指したものでした。

これは、ドイツ、アメリカ、イギリス、日本の認証機関GOTSの定めた規格です。

 

(わかりにくいですね。

GOTSは世界規格です。

日本オーガニックコットン協会は日本規格です。

GOTSに準じた日本規格といったイメージです。)

 

ちなみに、

「ORGANIC」はGOTS認証のオーガニックコットンを95%以上使ったもの、

「MADE WITH ORGANIC」はGOTS認証のオーガニックコットンを70%以上使ったもの、と定義されています。

 

GOTS認証は、正統なオーガニックコットンです。

 

問題はこっちで・・・

オーガニックのテキスタイル(生地)にはもうひとつの認証があります。

名前はあえて挙げません。

 

こちらの認証機関は、

オーガニックコットンを一定量(例:5%)でも使用すれば、製品の製造過程が従来の加工方法でもオーガニックを名乗れるというものです。

 

つまり、極端な話、5%でもオーガニックコットンを使いさえすれば、

残りの素材が粗悪な原料を使用していようが、

子供が労働に従事させられているような環境で働かされていようが、

「オーガニックコットン」を名乗れてしまうのです。

 

極端な例を挙げましたが、

一般的に考えられているのは、

オーガニックコットン

=地球にやさしい、肌にやさしい、農業従事者にやさしい

みたいなイメージですよね。

 

でも、その一部の要件が欠けていたりしてもオーガニックコットンなんです。

 

だから、オーガニックコットンの製品で極端に高いものもあれば、

極端に安いものもありますよね。

 

だから、子供さんの服とか、アトピー持ちの方とか、

「オーガニックコットン」におどらされると、危険です。

 

オーガニックコットンのからくりはそんなところです。

 

いいものはいい

 

タイトルで、アールリバーサルがオーガニックコットン製品をやめた、とあります。

 

この理由は、1にも、2にも、オーガニック認証が非常にあいまいなものである点です。

アールリバーサルのボクサーパンツで使用していたオーガニックコットンは、日本オーガニックコットン協会の認証=GOTS認証の生地を使っていました。

だから、めっちゃ高価な生地でした。

 

また、アールリバーサルでボクサーパンツを販売していた当時、

日本オーガニックコットン協会の認証は、世界基準であるGOTSとの認証を統一するタイミングでもありました。

また、その際、知人(日本オーガニック協会の準会員の方)に聞いた話だと、

日本の認証基準の方が厳しく、GOTS認証の方が甘く、

甘い方に基準をあわせたというのも聞きました。

とにかく、高いわりに非常にあいまいだったのです。

 

ただ、当時のオーガニックコットンのボクサーパンツを久しぶりにはいてみました。

いいものはいい。そんな印象です。

 

非常にはだざわりのよいボクサーパンツで、もう一回作ろうかなと思ったのです。

 

以上です、ありがとうございました。

 

まとめ

オーガニックコットンの認証は大きく2つ

1つは、日本オーガニック協会、国際機関のGOTS、これは、厳しい基準をクリアしたオーガニックコットン。

もう1つは、別の認証機関。この認証の基準は甘く、オーガニックコットンを数パーセントでも原料に入れば、オーガニックコットンを名乗れる。

衣料品の量販店でオーガニックコットン製品が売られているのは、おそらく非GOTS機関。

とにかく、オーガニックコットンの規格はあいまい。

追加)

GOTS規格のオーガニックコットンのボクサーパンツなら出したい・・・

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